お節と遺影
この年末年始はギリギリまで仕事をしていて、本当に何もしなかった。
大掃除も全くしてない。
それは想定内で、たぶんできないだろうから、プロにお任せしようと思って、予約していた。
…のだけど、スケジュールがうまく合わず、お掃除に来てくれるのは1/14。
はて、年末の大掃除とは…?
ま、そこはささっと切り替えて、新年の大掃除ということで。
お節も自分ではお雑煮と紅白なますしか作らなかった。
紅白なますは大量に食べたいという娘からのリクエストで。笑
お節は生前お義母さんが注文してくれたものが年末に届いたので、それで済ませた。
お義母さんが夏前に予約してくれたお節。
お義母さんはお正月に自分も食べるつもりで予約したんだろうと思うけど…
だんだん悪くなっているのは自覚していたと思う。
いよいよ状態が悪くなってきた時、もう息苦しくて、声を出すのもしんどくなってきたときに、声を振り絞って話したのは、このお節と遺影のこと。
お節頼んどるから、年末に届くから。お金は払っとるけえ。
そして、遺影はあの写真使ってや。ってこと。
あのとき、私たちはまだもう少し時間があると思っていた。
なんだかんだまた持ち直すと思っていた。
だから、いま、しんどいときに、お節と遺影の話って…
はいはい、わかったわかった。
今そんな話せんでも…笑。って。
どうせなら、土地や家をどうしてほしいとか、相続的なことの話をしてほしかった…と思わないでもないけど。笑
だけど、お節と遺影。
それが、どうしても伝えておきたかったことなんだろうね。
お義母さんらしいなって、今思い出しても笑えてくる。
29日に届いたお節。
夫は元旦から仕事で一緒に食べれないので、年末少し早めに家族でいただきました。
ありがとう。美味しかった。
やっぱり寂しさが大きいけど、お節頼んどるけえね!って苦しいのに何回も言ってたお義母さんを思い出すと、やっぱり笑ってしまう。
ちなみに、遺影にして欲しかった写真は、2年ほど前にスマッジコミュさんで開催のいとう写真館で撮ってもらったもの。
毎年家族5人で撮ってもらってたけど、この年だけ、お義母さんも一緒にどう?一緒に撮ろうよ。って私が声かけたんだよね。
私、グッジョブだわ。笑
いざ、遺影の写真を決めるときに、一応他の写真も色々みてみたけど、やっぱりこれがいいね。って。
葬儀屋さんの方もこれがいいですね!って言うくらいいい顔をしていて。
本人が何回もこれにしてくれって言うだけのことはあるねって。笑
来年からはお節も全て私が作るか、買うか…することになるんだな。
たぶんそんなに作らないから…笑
美味しいお店のお節を早めに注文することにしよう。
お節の写真は撮り忘れたので、お雑煮で。
今年はシンプルに蛤にしました。
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